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渡邊企画 公式ブログ 第6回目

3Dスキャナ × VRで実現するデジタルツイン――現場はここまで変わる!第5回では、3Dスキャナだけでも設計・施工プロセスを大幅に短縮できることをお伝えしました。
今回はさらに一歩踏み込み、VR/ARと掛け合わせることで生まれる“デジタルツイン”の威力をご紹介します。ポイントは次の3つです。

1. AI自動モデリング ― 点群から“即BIM化”

BEFOREAFTER
人手で部屋をなぞって壁・開口を作図 → 6 時間点群アップロード → 部材自動認識 → 2 時間
  • 壁・梁・配管、ダクトルートを自動タグ付け
    自動セグメンテーションを行い配管、ダクトルートを認識
  • 習熟度の差を吸収
    初心者でも同品質のBIMモデルが短時間で生成でき、社内内製化が進みます。

効果:モデリング時間を約1/6に短縮し、精度も確保。


2. VR内覧 & 合意形成 ― “体験型”プレゼンで追加協議ゼロ

  • 施主が空間を“歩いて”確認
    操作はコントローラー1本やマウスで動線や視線の抜け、家具スケール感を直感的に把握。
  • 実績:内装更新案件
    従来3日かかっていた追加協議が3時間へに短縮し、すぐGOサイン!
    見える効果は絶大

3. AR施工サポート ― 現場とモデルを重ね合わせる

即時ずれ検知 → その場で修正
コア抜き位置のズレが起きても現場で確認・微調整可能。

  • 結果:コア抜きミス率が0 % → 0.3 %(社内標準3 %)へ劇的低減。

4. 成功のコツ 3ステップ

ステップ要点
点群精度確認GSD(グリッドサイズ)≤ 5 mm を目安に取得。
AI再学習現場特有の部材名を約 200枚 アノテーションして精度補強。
VRプロト走査施主が酔わないよう 30 fps 以上を維持し、移動速度は実感値に合わせる。

5. まとめ & 次回予告

3Dスキャナに AI・VR/AR を掛け合わせることで――

  • モデリング → 1/6へ短縮
  • 追加協議 → 0日
  • 施工ミス率 → 1/10 以下

という劇的な成果が得られます。まだまだ、思考錯誤中ですが
次回(5月24日公開)は、こうした技術を組織にどう導入し、体制を整えるかをチェックリスト形式で詳しく解説します。ぜひお楽しみに!

編集後記
第2回:「設計変更と現場データの不一致」

それでは、先週登場していただいたスタッフ達の日常をどけましょう

午後3時。現場事務所に入ったばかりのスキャナージュに、設計キッズが慌ただしく話しかける。

設計キッズ:「ごめん!配管ルート、急きょ変更になったって。朝イチの打合せで変更入ったらしい」

スキャナージュ:「え、マジ?今朝スキャンしたばっかりなのに…どこがどう変わったの?」

設計キッズ:「んーと…床下のルートが避ける梁が変わったらしい。詳細は現場の人が知ってるって」

現場担当者:「ああ、それ、言ったよ。昨日までは梁かわしてたけど、上階の設備と干渉するからルート変えたんだよ。まあ、現場判断で。」

スキャナージュ:「…つまり図面はそのままで、現場で変わっただけってことね」

設計キッズ:「うわ、こっちの設計データ、全部やり直しかも…」

すぐにスキャナージュが再スキャンに入る。狭い床下にしゃがみ込み、スキャナーを向ける手にも若干焦りが。

スキャナージュ:「……よし。これで梁の位置と配管の再ルート、全部拾えた。今度は3Dでしっかり見えるはず」

設計キッズ:「助かった…。今度から“現場変更”って言われたら、まずスキャナーじゃなくて“記録”だな。図面にない変更は、全て事故のもとだ…」


現場メモ:
・現場判断によるルート変更は、口頭伝達で終わらせないこと。
・変更内容は、図で記録→設計に反映→再スキャンが正しい順番。
・スキャナーは正確でも、元情報がズレてたら意味なし!


この形式なら、設備設計・現場監督・スキャン担当の実務の流れや、コミュニケーションギャップの“あるある”が伝わりやすくなります。他の回もこのテイストで統一可能です。ご希望があれば続きも整えます。

次回もお楽しみに!
「スキャナージュが斜めからスキャンしすぎて、床が2階になった事件」編予定。

株式会社 渡邊企画 渡邊

2025・5・18

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