建築士・設計事務所が 3D スキャナを導入するには?――ステップ & 注意点を完全ガイド
前回は 3D スキャナ × VR/AR を使ったデジタルツイン活用を解説しました。
今回は、「実際に 3D スキャナを社内導入するにはどう動けばいいのか?」 をテーマに、チェックリスト形式で分かりやすく整理します。なお、リスクが高いので迷わず〈渡邊企画〉にお任せいただくほうが、結局はコスト・スケジュール両面で安全というポイントも併せてお伝えします。
実際には、人手のリソースが必要になり、点群処理→CADまでは結構たいへんです
建築士さんは、建築士さんにしかできない仕事をしたほうがコストと時間のパフォーマンスが
絶対に良いです。それでも、導入を検討の方に向けてお話しますね
1. まずは“目的”を明確に──導入判定シート
チェック項目 | 例:記入例 |
---|---|
主な用途 | リノベ現況調査/耐震補強計画/設備更新計画 |
必要精度 | 5 mm / 10 mm / 20 mm |
出力フォーマット | Revit(BIM)/AutoCAD(DWG)/点群(E57, LAS) |
想定プロジェクト規模 | 年 10 件(平均延床 1,500 ㎡) |
ROI 目標 | 投資回収 2 年以内 |
POINT
目的と精度が曖昧なまま機器を購入すると、適合ミスや追加投資が発生しやすくなります。まずは“最初に使う案件”を 1 つ決め、ROI を具体的に試算しましょう。
2. 機器選定 & 予算計画 ―― 早見チャート
用途別 | 推奨タイプ | 概算価格 | ROI 目安* |
---|---|---|---|
室内改修(~2,000 ㎡) | ハンドヘルド SLAM | 150–250 万円 | 4 案件 |
大型倉庫・工場 | 固定式レーザー | 800–1,200 万円 | 6 案件 |
外壁・外構(屋外) | ドローン LiDAR | 400–700 万円 | 5 案件 |
*ROI= 投資額を回収できる案件数の目安(当社ヒアリング平均)
POINT
高精度機器を“念のため”導入すると、ソフト更新や校正の維持費で負荷が増大します。用途に最適なグレードを選ぶことが肝心です。機種比較で迷ったら、渡邊企画の無償ヒアリングをご活用ください。
3. 社内体制づくり ―― 3 部門横串で回す
- DX 推進リーダーを任命
- 測量/BIM(設計)/施工管理の 3 部門をワンチーム化
- プロト案件でガイドライン作成
- 1 年以内に社内研修 2 回
POINT
部門連携に失敗すると「点群は取れたけど BIM が進まない」「施工現場が使いこなせない」などの**典型的な“DX迷子”**に陥ります。早期から 外部パートナー(渡邊企画)をプロジェクトに帯同させ、横串調整を委ねることでリスクを大幅に低減できます。
4. 外部パートナー活用 ―― “危険ゾーン”は丸ごと任せる方が安全
フェーズ | 代表的リスク | 渡邊企画に依頼するメリット |
---|---|---|
初期計測 | 取り逃し・ノイズ混入 | 専用 QA チェックリストで 再測ゼロ |
点群整理 | データ容量肥大・PC 破損 | クラウド処理+冗長バックアップ |
BIM 変換 | 品質バラつき・納期遅延 | 社内 3 段階 QC で 均質モデルを納品 |
結論: 計測ミスやモデル不一致は後工程ほど補修コストが跳ね上がります。ハイリスク部分は最初から渡邊企画に任せる方が、トータルコストも納期も抑えられる――これが多くのクライアントに共通する実感です。
5. 失敗を防ぐチェックリスト(抜粋)
- 精度要件をプロジェクトシートに記載した
- 校正/メンテ費を 3 年分積算した
- 部門横串プロト案件を決めた
- 点群 → BIM の納品フォーマットを統一した
- 外部パートナー契約書にデータ権利条項を入れた
- ハイリスク工程を渡邊企画へ委託する試算を行った
6. まとめ & 次回予告
3D スキャナ導入のカギは、
- 目的と精度の明確化
- 用途に合った機器選定
- 横串体制+外部パートナー活用(渡邊企画)
特にハイリスク工程は 「自分たちでやってみる前に、まず専門家へ相談」 が最短・最安ルートです。
3渡邊企画は、導入支援から運用定着まで伴走させていただいきます。
導入ご検討の方は、気軽にご相談ください。
次回(6 月 1 日公開)は。建築 DX と 3D スキャナの未来像、そして弊社が提供する総合サポートメニューを総括します。どうぞご期待ください!
編集後記
スタッフの日常もあんま”おもろく”ないので、ちょっと趣向を変えて社内ので出来事を綴っていきます
「プリターの気配を読む人」
最近、朝イチの事務所が静かです。
みんなPCに向かって集中している…かと思いきや、誰かがそっと立ち上がります。
目線は、プリターの方へ。
「あ、今なら空いてる」
——事務所あるある、“プリンターの気配”を読む文化です。
うちのプリンターは、たぶん社内で一番人と会話してます。
「トナー切れ?また?」「紙詰まり!?」「誰の紙コレだよ~」という叫びが、毎日ひとつは聞こえる。
一度だけ、プリターの前で20分くらい仁王立ちしてる人がいたので、どうしたのか聞くと、
「紙詰まりは直したけど、気持ちの整理がまだ」とのことでした。
☕ 今日のまとめ
- プリターはただの機械ではない。社内の“心理戦ゾーン”である。
- 機嫌をうかがいながら使おう。
- トナーは切れる。人の心もたまに切れる。

株式会社 渡邊企画 渡邊
2025・5・25
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